医療機関等

健康保険証の有効期限切れに伴う暫定的な取り扱いについて

 

2024年12月2日以降、健康保険証の新規発行が終了し、代わりにマイナンバーカードを使用する「マイナ保険証」の本格利用が開始されています。

また、2025年12月1日をもって、今お持ちの健康保険証の利用はできなくなります。

 

すでに有効期限切れとなった保険証を持参する事例も出はじめているようです。

これに対して、厚生労働省は医療機関等の窓口対応の暫定的な取り扱いについて、通知を発出しております。

 

2025年8月1日以降、多数の自治体で国民健康保険の健康保険証の有効期限が切れ順次失効していくことにより、これに気づかず有効期限切れの保険証を提示したり、健康保険証の切り替えに伴って通知された「資格情報のお知らせ」のみを持参する患者が訪れることが想定されます。

 

このような場合、移行期の対応として、資格情報を確認できる限りは患者に10割負担を求めず、オンライン資格確認システムで資格情報を照会するなどして、通常の自己負担割合(3割など)で診療し、レセプト請求する運用について、暫定的な対応として差し支えないとしています。

この暫定措置は、最後に切り替わる自治体の健康保険証の有効期限が2025年12月1日であることに鑑み、2026年3月末までとされています。

 

窓口においては、暫定的な対応を行った患者に対して、今回は臨時の対応であることを伝え、次回からは正式な確認方法であるマイナ保険証や資格確認書の持参を働きかけるなど、スムーズな移行に向けた対応について検討いただければと思います。

 

 


■編集後記
昨日はオフ。
といいつつ、急ぎの相談対応と決算を少々。。
仕事の受け方、資料収集のあり方、いろいろと見直すべきことがあると感じております。
各種リストの徹底なども。
肝に銘じます。

ライフ

60歳まであと5,000日

  人生30,000日 人生80年だとして30,000日に満たない日数です。 それを長いと感じるのか、短いと感じるのか、感じ方は人それぞれだと思いますが、私は「そんなものか」と短いなという印象でした。 もちろんそれより長い日数生きる人もいますが、逆にもっと短い人もいます。 いつか終りが来ることはわかっていますが、数字で表示するとよりリアルなものに感じるのではないでしょうか。 私は両親がともに60歳の年に亡くなっているので、人生60年と思い、その日数を意識するようにもなりました(もちろん、もうちょ ...

ReadMore

税金ほか

デビットカード取引における印紙税について

  以前クレジット販売の場合の印紙税(クレジット利用伝票)について記事にしましたが、デビットカード取引(即時決済型)の場合の印紙税の取扱いについて確認してみたいと思います。   デビットカード取引の場合、その口座引落確認書については、原則として印紙税は不課税となります。 口座引落確認書とは、デビットカードシステムの加盟店が、デビットカード取引により支払いを受けた際に、顧客の口座から代金が引き落とされたことを確認するため、専用端末から出力し顧客に交付する文書のことをいいます。 &nbsp ...

ReadMore

Excel

Excelの行・列の削除(挿入)のショートカットキー

日々Excelに触れているので、何かしらのショートカットキーを利用します。 Excelで行・列を削除(挿入)したいという場合、その行や列を選択し、メニューから「挿入」や「削除」で操作することが多いかもしれませんが、ショートカットキーを使うと便利です。 本日は行・列を削除(挿入)する際のショートカットキーを紹介します。   列・行を選択 まずは、列・行の選択から。 マウスでその列や行をクリックでもいいかもしれませんが、ショートカットキーもあります。 「shiftキー」 + 「スペースキー」 行を選 ...

ReadMore

投資・節約・お金

楽天ギフトカードの仕様変更について

  2025年11月に販売が一時停止となっていたコンビニで購入可能な楽天ギフトカードが2025年12月15日から販売再開の発表がありました。 が、大幅な仕様変更となるようで、実質改悪です。 楽天ギフトカードをチャージルートで利用されていた方は、この仕様変更でほぼ使えなくなります。 手数料が3%かかる感じになりますので。     Android端末であれば代替ルートがあるようですが、iPhoneユーザーの場合はほぼ塞がれる形ですね。 残念ではありますが、この手の改悪はよくあるこ ...

ReadMore

ライフ 投資・節約・お金

保障の見直しについての諸制度

生命保険に加入しても、1年、5年、10年と経過するにつれ、生活状況や資産状況は変化していくものですので、保険に入ってそれで終わりというわけにはいきません。 定期的な内容把握と現状に沿った保障内容となっているか確認する必要があります。 このように保険種類や保障内容、保険金額などを現状に合ったものに変更することを「保障の見直し」といいます。 以前の記事で、保障の見直しを検討する際、今の保険を解約して新しい保険に加入する以外に、契約中の保険を見直せる諸制度について紹介しました。 いくつか確認してみたいと思います ...

ReadMore

ライフ 投資・節約・お金

保障の見直しについて

  保障の見直し 生命保険に加入した当初はどのような内容だったか把握できていたとしても、時が経つとあやふやになることがほとんどです。 また、5年、10年と経過するにつれ、生活状況や資産状況は変化していくものですので、保険に入ってそれで終わりというわけにはいきません。 定期的な内容把握と現状に沿った保障内容となっているか確認する必要があります。 このように保険種類や保障内容、保険金額などを現状に合ったものに変更することを「保障の見直し」といいます。   必要となるタイミング 例えば、新た ...

ReadMore

税金ほか

2026年からの「扶養親族等の数」の算定

    扶養親族等の数の算定 扶養親族等の一人は、次の合計数です。 2026年から範囲が変わります。 ~2025年 2026年~ 源泉控除対象配偶者 控除対象扶養親族 源泉控除対象配偶者 源泉控除対象親族 源泉控除対象親族には、控除対象扶養親族と所得の見積額欄が100万円以下となる特定親族も含まれます。     マル扶を確認 「扶養親族等の数」は、扶養控除等申告書(マル扶)の記載内容をもとに算定します。 なので、マル扶を確認することになりますが、確認は数だけではなく ...

ReadMore

投資・節約・お金 税金ほか

仮想通貨(暗号資産)と相続税

ビットコインなどの仮想通貨(以下、暗号資産)を相続した場合も相続税の課税対象となります。 相続税の課税対象となる財産は、現金・預貯金、有価証券、土地・建物など、金銭に見積もることができるすべての財産ですので、相続した暗号資産も含まれることになります。   相続により取得した暗号資産の評価方法 暗号資産を相続により取得した場合は、一般的に評価方法が定められている「評価通達」に明示されていないことから、評価通達に定める評価方法に準じ、次の区分に応じて評価することとなります。 活発な市場が存在する場合 ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、46歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から 日毎日更新中。

-医療機関等