
生命保険に加入しても、1年、5年、10年と経過するにつれ、生活状況や資産状況は変化していくものですので、保険に入ってそれで終わりというわけにはいきません。
定期的な内容把握と現状に沿った保障内容となっているか確認する必要があります。
このように保険種類や保障内容、保険金額などを現状に合ったものに変更することを「保障の見直し」といいます。
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参考保障の見直しについて
保障の見直し 生命保険に加入した当初はどのような内容だったか把握できていたとしても、時が経つとあやふやになることがほとんどです。 また、5年、10年と経過するにつれ、生活状況や資産状況は ...
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以前の記事で、保障の見直しを検討する際、今の保険を解約して新しい保険に加入する以外に、契約中の保険を見直せる諸制度について紹介しました。
いくつか確認してみたいと思います。
契約転換制度
現在の契約の責任準備金や積立配当金などを新しい契約の一部に充当し、保障額の見直しと同時に保険種類や保険期間、付加する特約などを総合的に変更することを「契約転換」といいます。
転換によって、転換前契約は消滅します。
転換(下取り)価格の充当で保険料が割り引かれるため、新たな保険に加入するより保険料負担は少なくなりますが、注意点もあります。
以下について確認しましょう。
- 具体的な保障内容などの変更点(転換前と転換後の契約を比較)
- 「契約転換制度」を利用する際の保険料は、転換するときの年齢や保険料率により計算されること。そのため、保険種類などによっては、転換前契約よりも保険料が高くなる場合があること。
- 新規の契約と同様、告知(診査)が必要
- 転換価格を転換後契約のどの部分に充当するかにより、いくつかの転換方式があること(例えば、主契約のみに充当する「基本転換方式」、主契約と特約の両方に充当する「比例転換方式」など)
特約の中途付加
現在の主契約の保障内容や保険期間は変えずに、特約を新たに付加し、保障を充実させる方法を「特約の中途付加」といいます。
中途付加する特約の保険料は、付加時点の年齢および保険料率に基づいて計算され、現在の契約の保険料に加えて払い込む必要があります(保険会社や付加する特約内容によっては、契約日に遡って保険料が計算されるケースもあります)。
特約の解約
現在の契約のうち、主契約や必要な特約は継続したまま、不要な特約だけ解約する方法を「特約の解約」といいます。特約に解約返戻金があれば、それを受け取ることも可能です。
複数の特約を付加している場合、生命保険会社や特約の種類によっては、ほかの特約も同時に解約しなければならない場合があります。
■編集後記
昨日は午後からソフトボール練習(練習試合)。
人数が足りませんでしたが、それぞれ不足をサポートする形でどうにかこうにか。
サポートの方は出ずっぱりで大変そうでした。
参加された皆さま、お疲れさまでした。