令和5事務年度の相続税の調査状況によると、実地調査の件数は8,556件(前年度より4.4%増加)、3年連続の増加となっているようです。
非違割合(申告漏れ、ミス等の割合)は84.2%で、こちらは2年連続低下となっていますが、相続税の調査は、申告額が過少と見込まれる場合や、申告が必要なのにされていない(無申告)ことが想定される場合に行われるため、非違割合は高くなる傾向にあります。
また、国税庁では実地調査のほかに簡易な接触(⽂書、電話による連絡⼜は来署依頼による⾯接により申告漏れ、計算誤り等がある申告を是正するなどの接触)も実施しています。
こちらについては、非違件数及び申告漏れ課税価額、追徴税額いずれも、簡易な接触の事績を集計し始めた平成28事務年度以降で最高となっているようです。
確定申告等で収入(所得)の状況は把握していますし、固定資産関係(課税台帳、法務局、陸運局など)、預金なども確認できるわけですから、目星は付けやすいということでしょう。
2025年夏からは、調査にAIも導入される予定ということですので、動向に注目したいところです。
■編集後記
昨日は午後から面談1件。
上の娘が勉強を頑張っていることがわかる「成果物」を見せてくれました。
私は小学生の頃に勉強を頑張った記憶はないもので、、
本当すごいなと感心いたします。