税金には課税されるボーダーラインがあったりします。
所得税が課税されるボーダーラインを年収の壁と言ったりしますが、相続税にも課税のボーダーラインがあります。
相続した財産の価額から一定の控除を差し引いた後の金額が、「基礎控除額」を超えると相続税が課税されることになります。
つまり、この「基礎控除額」がボーダーラインです。
基礎控除額は法定相続人の数で決まります。
計算式は次のとおり。
基礎控除額 = 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
法定相続人が3人の場合を例にすると、
3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円
となります。
なので、相続財産が4,800万円までであれば、相続税についてはさほど心配することはないということになります。
上記のように基礎控除額の計算では法定相続人の数を用いるのですが、相続が発生したときに、相続実務で最初にやらなければならないことは「相続人の確定」です。
必ずしも、「相続人の数=法定相続人の数」 ということではありませんので、ご注意いただければと思います。
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参考法定相続人の数え方
相続人の範囲等については、民法で定められているのですが、相続人の優先順位があります。 第1順位 子ども 第2順位 直系尊属(父母や祖父母など) 第3順位 兄弟姉妹 文字通り ...
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■編集後記
昨日は結の浜キャンプ2日目。
雨予報だったのが、前日曇り予報に変わっていたので安堵していたのですが、朝、雨音で目が覚めました。
糠喜びでした。
雨だと思って準備はしていたのですが、雨の中の撤収は慣れていないので、やや慌ただしくなります。
持って行くアイテムをもう少し厳選する必要があるという気づきを得ましたね。
次に活かします。