簡易な申告書が提出できない場合について|年末調整
納税者利便を向上させる観点などから、令和5年度税制改正により簡易な申告書が創設されました。 簡易な申告書について 令和7年分の扶養控除等申告書(以下、マル扶)に記載すべき事項が前年に提出した内容から異動がない場合には、すべてを記載したマル扶ではなく、最低限の記載をした申告書(簡易な申告書)とすることができるようになります。 簡易な申告書の記載事項は、次のとおり。 申告書を提出する本人の 氏名 個人番号(記載不要の場合は不要) 住所又は居所 前年から異 ...
免税事業者から課税事業者になった場合等の棚卸資産に係る調整
消費税の免税事業者が課税事業者となった場合、または課税事業者が免税事業者になった場合には、棚卸資産に係る仕入税額控除の調整が必要です。 具体的には次のような内容となります。 免税事業者が課税事業者となった場合、課税事業者となる日の前日に所有する棚卸資産のうち、免税事業者であった課税期間中に国内において行った課税仕入れについては、その棚卸資産についての課税仕入れ等の税額を、課税事業者となった課税期間の仕入控除税額の計算の基礎となる課税仕入れ等の税額とみなして消費税額 ...
賃金請求権と時効について
従業員を採用したが、数日で退職してしまい、本来採用時に提出してもらう給与振込の口座情報についての書類を回収できておらず、支払ができないでいる、どうしたものか、とのご質問を以前受けたことがあります。 ときどき、というか結構ある事例かもしれませんね。 もちろん、働いていただいた分についての給与は支払う必要がありますので、何等かの手段で連絡を取らなければなりません。 それでも連絡が取れない場合の対応ということになろうかと思うのですが、従業員には給与を受け取る賃金請求権と ...
年調減税の対象となる人は
2024年の年末調整では、定額減税の処理も必要です(年調減税)。 年末調整で定額減税の対象となる人は、 まず、①「年末調整の対象者」が、年調減税額を控除する対象者となります。 そして、年末調整の対象となる人のうち、②「合計所得金額(給与所得以外の所得も含む)が1,805万円以下と見込まれる人」が対象となりますので、1,805万円を超える人については、年調減税額を控除しないで年末調整を行うことになります。 本人が対象であることがわかったら、次は扶養家族についての判定 ...
減価償却資産あれこれ
以前、減価償却できる固定資産、できない固定資産について記事にしました。 取得した資産が減価償却資産に該当したとしても、その資産の取得価額が少額だったり、税法で定める一定の要件を満たすものである場合に、その法定耐用年数よりも短い期間で費用にすることが認められています。 取得した減価償却資産は、その取得価額や青色申告など一定の要件がありますが、次のように区分できます。 ①少額の減価償却資産(1年未満) ②少額の減価償却資産(10万円未満) ③一括償却資産(20万円未満 ...
減価償却できる固定資産、できない固定資産
「減価」も「償却」も、業界以外のかたにとっては、どちらも馴染みがない言葉だと思います。 「減価償却」とは、時間の経過によってその価値が減っていく、という考え方に基づき計算されるそのモノの価値の目減り分です。 長く使えるものは、一度に経費にするのではなく、その期間に応じて、分割して経費にしていくことになります(費用配分といいます)。 あくまで、使用や時の経過によって価値が減少するものが前提となりますので、「土地」のように相場で変動するものは減価償却資産 ...
登記忘れ、休眠会社等のみなし解散
2024年10月に一定期間登記がされていない株式会社や一般社団法人等に対して、法務局から通知書が発送されています。 12年以上登記がされていない株式会社及び5年以上登記がされていない一般社団法人または一般財団法人については、整理作業により、「解散」したものとみなされます。 特に役員等の変更登記には注意が必要です。 役員には任期がありますので、一定期間で登記が行われることになります。 通知書が届いたが、事業を廃止していない場合は、2024年12月10日 ...
資産運用における「リターン」について
以前、資産運用における「リスク」について記事にしました。 本日はリターンについて。 資産運用におけるリターンには、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類があります。 インカムゲイン インカムゲインとは、株式の配当金や債権の利子など、資産を保有していることで継続的に得られる収益です。 キャピタルゲイン キャピタルゲインとは、保有資産を売却したとき、満期を迎えたときに得られる収益のこといいます。 一般的には、リスクとリターンは表裏一体で比例する ...
インボイス制度の2割特例はいつまで適用できるか
消費税の2割特例とは、消費税の免税事業者がインボイス発行事業者となることにより課税事業者となった場合に、消費税の納税額を売上消費税額の2割に軽減できる制度です。 インボイス発行事業者の登録をしなければ、免税事業者のままでいることができた事業者が対象となります。 この特例が適用できる期間は、2023年10月1日から同日以後3年を経過する日までの日の属する課税期間となります。 例えば、個人事業主の場合、 ①2023年分(インボイス登録日から12月31日) ②2024年 ...
基準期間の課税売上高を判定する際の注意点
原則、課税売上高が1,000万円を超えると消費税の課税事業者となります。 その判定する時期を「基準期間」といいますが、具体的にはその年の2年前です。 法人 前々事業年度(2期前) 個人事業主 前々年(2年前) その年が1,000万円を超えているかどうかではないということですね。 基準期間の課税売上高の判定で、注意が必要なケースを少し書いてみます。 基準期間が免税事業者である場合は、税込金額で判定 基準期間の課税売上高は、免税売上も含めて判定 基準期間が1年に満たな ...
Windowsキーの検索不具合、対処など
Windowsパソコンでは、ソフトやデータについてはWindowsキーから検索しています。 原因不明なままですが、突如、検索バーに入力できなくなってしまいました。 多用しているので、結構困ります。。 調べたところ、同じような不具合は過去にもあったようで、対処法などが何パターンか掲載されているサイトもありました。 その中から、いくつか対処法を試したのですが、私の場合は次の方法でいったん検索できるようになりました。 今現在でも根本的な解決に至ってないので ...
生命保険料控除について
生命保険に加入していれば、今ぐらいの時期に「生命保険料控除証明書」が届くと思います。 年末調整や確定申告で必要ということはわかっていても、具体的な内容までは知らないというかたも多いと思います。 保障が目的で加入するでしょうから、所得控除はオプション的なもので、詳しく知らなくても問題ないと思いますが、ポイントを少しだけ確認してみましょう。 生命保険料等を支払った場合、一定の金額について所得控除を受けることができます。 上限額、平成24年1 ...










