税金ほか

書面提出を行った場合の申告内容等の確認方法

 

国税に関する申告書等を税務署等へ書面にて提出した場合、控えに収受印を押捺してもらう慣行がありますが、この申告書等の控えへの収受印の押捺が、2025年1月から廃止されることになっています。

 

 

書面提出を行った場合に、提出の事実や申告内容等を確認する方法として、国税庁より次の方法が案内されています。

 

  • 申告書等情報取得サービス(オンライン請求のみ)
    手数料:無料
    所得税の確定 (修正)申告書、青色申告決算書等のうち直近3年分について、パソコン ・ スマートフォンから e-Tax を利用してPDFファイルを取得

 

  • 保有個人情報の開示請求
    手数料:300円(オンライン申請の場合は200円)
    税務署が保有する個人情報に対する開示請求により、提出した申告書等の内容を確認 郵送での請求も可能

 

  • 申告書等閲覧サービス(窓口請求のみ)
    手数料:無料
    納税者等が申告書等を作成するに当たり、過去に提出した申告書等の内容を確認する必要があると認められる場合に閲覧可能 (代理人でも閲覧可能 (委任状が必要))
    一定の場合は写真撮影が可能

 

  • 納税証明書の交付請求
    手数料:400円(オンライン申請の場合は370円)
    確定申告書等を提出した場合の納税額、所得金額又は未納の税額がないことの証明書を取得 郵送での請求も可能

 

e-Taxで手続きしていれば、申告書等の情報確認に困ることはないので、できるだけe-Taxで手続きするのがいいと思いますが、書面によらなければならい方で、確認が必要という場合には、上記の手続きなどで対応していただければと思います。

 

 


■編集後記
昨日はオフ。
妻と買い物(私はニトリで備品を少々)。
夏ツーリングのときは、着ればなんとかなるから冬がいいよね!と思っていましたが、冬は冬で一定のハードルがあり、乗るのがやや億劫になります。。
でも乗りたいので頑張ります。

税金ほか

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税金ほか

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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