会計・経理

マネーフォワード、freeeを同時並行で使ってみての感想

 

開業時からマネーフォワード(以下、MF)とfreeeを使い始めました。

勤務しているときによく使っていたのは弥生会計だったのですが、色々試してみたいと思いそれぞれ導入してみました。

MFは多少使ったことがあったのですが、freeeはまったく触ったこともありませんでした。

今考えると、急いで2つ導入しなくてもよかったかな?とも思いますが、おかげで比較しながら操作等を覚えることができました。

と言っても、2021年はもともと使ったことがあったMFを先行して使い、自分の確定申告もMFで行っています。freeeは2021年については後追いで処理した感じです。

確定申告後、2022年は逆にしてみようと思いfreee先行で処理しています。

 

本日は、MFとfreeeを同時並行で使ってみての感想を書こうかと思いますが、前述のとおりMFの方がアドバンテージがある状況です。また、freee先行で使い始めてまだ数ヶ月ということもあり、若干MFびいきな意見になりそうなので、今回は同時に使ってみて感じた両社の操作上の「違い」について簡潔に書いてみたいと思います。

 

  • クレジットカードの同期
    MFは早いが、freeeは遅い?カード会社によるみたいですが、freeeは支払いが確定した段階でデータ連携となる仕組みのようです。

 

  • Amazonでのデータ取得
    ポイント、ギフト券を使用した場合、MFは両建てでデータが取得できるのですが、freeeは純額?となるようで、ギフト券のみで支払った場合は、データが連携されないようです。

 

  • freeeは固定資産台帳の端数調整がやりにくい(端数処理、家事按分の振り分けなど)
    修正が必要な場合は、振替伝票で、となります。

 

  • データ連携の際、部門設定をするのはMF、freeeどちらも不向き
    どちらかというとMFがやりやすいです。
    freeeは借方貸方の両方に部門を設定する場合には、振替伝票での処理が必要となります。

 

  • CSV等のインポートは、freeeの方が柔軟(決まったフォーマットでなくても割りと大丈夫)。

 

  • ホーム画面のデザインや見やすさはfreeeの方がいい(個人の好みによります)

 

  • 試算表の表示の違い、例えば補助科目の表示はfreeeがしやすい

 

 

細かいことをあげれば他にもありますが、実際に使っている中で感じた両社の違いについて、列挙してみました。

最近になってfreee先行で検証しているところなので、どちらかというと、MF寄りの感想になっていると思います。。

料金や各プロダクトの違いもありますので、同じぐらい使った状態で、再度両社の違いについて比較検証した記事を書いてみようと思います。

 

 


【編集後記】
5月中であれば1回無料で受験できるということで、MFの検定(3級)を受けてみました。
とりあえず合格できたのでよかったです。
2級もタイミングがあえば、受験するよう検討してみたいと思います。

 

 

 

 

税金ほか

学資保険の契約中に契約者・被保険者が亡くなった場合の取り扱い

  学資保険は子どもの教育資金を準備するための貯蓄型の保険です。 学資保険については、契約者である親に万が一のことがあった場合と、被保険者である子どもに万が一があった場合とで取り扱いが異なります。   契約者が亡くなった場合 契約者である親に万が一があった場合、亡くなった時点における解約返戻金相当額が、相続財産として相続税の対象となります。 通常は約款に基づく権利の承継人である子が新契約者となり、保険契約を継続することが可能です。 また、契約者が死亡または高度障害に該当すると、その後の ...

ReadMore

税金ほか

書面提出を行った場合の申告内容等の確認方法

  国税に関する申告書等を税務署等へ書面にて提出した場合、控えに収受印を押捺してもらう慣行がありますが、この申告書等の控えへの収受印の押捺が、2025年1月から廃止されることになっています。     書面提出を行った場合に、提出の事実や申告内容等を確認する方法として、国税庁より次の方法が案内されています。   申告書等情報取得サービス(オンライン請求のみ) 手数料:無料 所得税の確定 (修正)申告書、青色申告決算書等のうち直近3年分について、パソコン ・ スマートフ ...

ReadMore

税金ほか

2025年1月からスマホ用電子証明書に対応

  スマホ申告については、 2025 年1月からスマホ用電子証明書に対応することとなりました。 スマホ用電子証明書を利用することで、マイナンバーカードを読み取らなくてもe-Tax送信できるようになります。 また、スマホの機種によっては、利用者証明用電子証明書のパスワードについて、スマホの生体認証機能等が利用できるようになります。   ただ、スマホ用電子証明書を利用する際には次のような留意点もあります。   ・対応の端末が限定 現状、スマホ用電子証明書を利用できるのは、Andr ...

ReadMore

税理士

税理士業務の実態調査を受けました

  先日、記事で触れましたが、税理士業務実態調査を受けました。     税理士業務実態調査は、税理士の業務がきちんと行われているかといった調査で、税務調査とは違う内容です。 調査依頼の連絡があってから、少し調べたところ、 業務処理簿について PC台数、職員数 使っている会計ソフト・税務ソフト 顧問先数 顧問先の決算書等の保管状況 会計法人の有無等 顧問先との契約書の作成状況 など。 の質問があったと何件かの記事で確認できました。   特に準備する必要はないとお聞きし ...

ReadMore

医療機関等

医療法人の経営情報報告、来年度から新システムへ

  医療法の改正により、医療法人に関する情報の調査等に伴う新たな制度が施行されています。   厚労省によると2023年8月決算の医療法人のうち報告を済ませているのは全体の24.5%とのこと、加えて、G-MISによる報告はその1/3程度となっていることを以前記事にしました。   来年度より、この報告等について、G-MISでの運用から福祉医療機構のWAM NETの新システムに移行されるようです。   厚労省のホームページに、 G-MISでの事業報告書等及び経営情報等の提 ...

ReadMore

税金ほか

償却資産申告の対象資産について

  事業で使用している資産がある場合には、固定資産税がかかることもあります。 一般的には「償却資産税」と言われますが、固定資産税のうち家屋・土地以外の事業用の資産にかかる税金です。 償却資産の申告の対象になるかどうかは、賦課期日(ふかきじつ)の現況によって判定されます。 賦課期日とは、税金計算の基準日みたいなものです。 固定資産税の場合は、申告年度の1月1日が賦課期日となります。   基本的には、事業で使っている資産が申告対象ということになりますが、申告が必要な資産には次のような資産も ...

ReadMore

税金ほか

住民税が非課税(所得割額と均等割額が両方とも課税されない)基準について

  住民税の計算、税率については、基本的にどこに住んでいても住民税の金額に差があるわけではありません。 住民税は、所得割額と均等割額という2つの合計したものを納付することになります。 所得割が所得に応じて課税されるのと違い、均等割は所得の金額に関係なく、課税される条件の方であれば、均等な額が課税されることになります。     前述のとおり住民税の金額については、住んでいる地域によって差はないのですが、非課税となる基準については少し異なる部分があります。 生活保護法の規定により ...

ReadMore

ライフ

12月1日に行う儀式

  12月1日は映画の日です。 映画の日は鑑賞料金が安くなります。 映画の日の料金は映画館によって異なるようですが、私がいつも行くTOHOシネマズは1,000円です。 通常料金が2,000円なので半額ですね。   独立後、12月1日(映画の日)には映画を観ると決めています。 もちろん、他に予定がなければなど一定の条件はありますが、今のところ独立後は毎年実施できています。 マイルールにしているのは、安いからということではありません(安いのはありがたいのですが)。   今年の12 ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

-会計・経理