税金ほか

確定申告が終わったら今年の納税スケジュールも確認しておこう

所得税の確定申告は、所得税を計算する手続きですが、フリーランス・個人事業主の方の場合は、それ以外の税金も関わってきます。

個人事業主の場合は、毎月何かしらの税金を納める形になりますね。。

消費税の課税事業者の方であれば、消費税の納付もありますし、所得税及び消費税の納付税額によっては予定納税等もあります。

個人事業税などは、開業してから知るという方もいるかもしれませんね。

所得税の予定納税について

  確定申告の誤りの多い事例に「予定納税額の記載漏れ」という内容があるようです。 確定申告についての案内等にも記載されいるのをみたりします。     所得税の予定納税とは ...

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税理士事務所に依頼されている方であれば、今年納税する各種税金の税額についても案内してもらっているケースもあると思いますが、ご自身で申告をされた方の場合、税額まで把握するのは難しいかもしれません。

なので、せめて納付タイミングだけでも把握しておかれたらよろしいかと思います。

ネットで「納税カレンダー」とか「税金 年間スケジュール」などと検索してみてもいいでしょうし、各自治体でも同様の資料が用意されていることもあるかと思います。

長崎県の方であれば、県税のしおりに「納税カレンダー」というものがあります。

 

あんまり税金のことばかり考えたくないとは思いますが、それぞれの納付タイミングについて一度ご確認いただければと思います。

 

 

 


■編集後記
昨日は税務記帳相談対応、予約していた方がいらっしゃらないとのことで待機のみ。
外でできる仕事などをこなさせていただきました。
お世話になりました。
色々考える時間も持てましたので、しばらく悩んでいたとあるモノの購入を決意。
到着が楽しみです。

昼食をとるため外に出たら、懐かしいペアに遭遇しました。
お二方ともお元気そうで、かつ仲良さそうで何よりです。

税金ほか

簡易課税制度をやめる場合の届出、提出(できる)時期

  消費税の計算方法には2種類あります。1つが本則課税、もう1つが簡易課税です。 文字通りではありますが、本則課税は原則的な計算方法で、簡易課税は簡単な計算方法です。   簡易課税は、基準期間(前々年)の課税売上高が5,000万円以下の事業者が、届出を行うことで選択適用できる制度です。 本則課税はざっくり説明すると、「預かった消費税 ー 支払った消費税 = 納める消費税」という計算方法です。 これに対して、簡易課税は、「売上時の消費税額 × ○%」という計算方法で納める消費税額を計算し ...

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会計・経理

残価設定型リースで車を購入した場合の減価償却費について

  以前、残価設定型ローンで車を購入した場合の減価償却費について記事にしました。 その記事でも触れましたが、残価設定型のリースの場合の減価償却費については、少し取り扱いが異なります。   残価設定型ローンの場合の減価償却費は、通常のローンによる取得の場合と変わりません。   ですが、残価保証のあるリース契約の場合の減価償却費については、取得価額から残価保証額を差し引いて減価償却費の計算を行うことになります。   なので、リース契約終了時には、「簿価=残価保証額」とな ...

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税金ほか

青色申告の繰越控除、翌年白色申告の場合は控除可能か

  個人事業主で青色申告の場合には、事業の赤字を翌年以降に繰越ができます(繰越控除)。   事業所得がマイナスの場合、他の所得(一定のもの)金額から差し引くことができるのですが(損益通算といいます)、損益通算を行っても、マイナスとなる場合には、最大3年間にわたって繰り越すことができます。 青色申告の特典の1つです。   白色申告の場合は、損失の繰越は限定的なものですが、青色申告の場合は、特に制限はなく損失のあった年に青色申告を行っていれば、損失申告により損失を繰り越すことが可 ...

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会計・経理

残価設定型クレジットで車を購入した場合の減価償却費について

  車をローンで購入する方法の1つに残価設定型のローンがあります。 残価とは数年後の買取保証額のことですが、残価設定型ローンについてはこの買取保証額を差し引いた金額をベースにして、毎月返済していくものです。 なので、通常のローンより毎月の返済額は少なくなります。   この場合の減価償却費がどうなるかお尋ねいただくことがありますが、結論から言うと、通常のローンによる購入の場合と変わりません。 減価償却は取得価額をベースに計算します。 前述の通り、残価設定型ローンは買取保証額を差し引いた金 ...

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医療機関等

4月から適用の長期収載品リストと、後発品供給不安への臨時的取り扱いについて

  2025年4月1日から新たに適用となる「長期収載品の選定療養の対象医薬品」のリストが厚労省から公開されています。 長期収載品の選定療養の対象医薬品リスト(2025年4月1日から)|厚生労働省 また、後発医薬品の供給停止や出荷調整が行われていることから、診療報酬上の臨時的な取扱いについて、厚生労働省より事務連絡にて通知が行われています。   一部の医薬品について、後発医薬品使用体制加算等における実績要件である後発医薬品の使用(調剤)割合を計算する際、対象から除外することができるという ...

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会計・経理 税金ほか

税込経理と税抜経理の違い

  課税事業者の場合、税込処理か税抜処理いずれか任意の方式を選ぶことができます(免税事業者は税込のみ)。 どちらを選んでも納付する消費税額に違いはないのですが、決算書ができあがる過程で、計算や仕訳など異なる部分があります。   まず、売上げや仕入れ等の金額は、文字通りではあるのですが、税込経理の場合には、消費税の金額も含めて処理することになります。 税抜経理の場合、消費税については「仮受消費税」「仮払消費税」として区分して処理します。 前述の通り、納付する消費税の金額はどちらでも一緒で ...

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会計・経理 税金ほか

減価償却資産の取得価額に含めなくていいもの

  「減価」も「償却」も、業界以外のかたにとっては、どちらも馴染みがない言葉だと思います。 「減価償却」とは、時間の経過によってその価値が減っていく、という考え方に基づき計算されるそのモノの価値の目減り分です。 長く使えるものは、一度に経費にするのではなく、その期間に応じて、分割して経費にしていくことになります(費用配分といいます)。 固定資産についての会計処理は、勘定科目の区分、取得価額、減価償却資産であれば耐用年数など、いろいろと実務で悩む項目も多いです。   本日は「取得価額」に ...

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税金ほか

受取配当等の益金不算入の対象とならないもの

  法人税申告の処理誤りの事例に、受取配当等の益金不算入についてのものがよくあがります。   その1つは、受取配当等の益金不算入の対象とならない分配金等について適用していたというものです。   確かにわかりにくい内容でもあるので、誤りの事例として多くなるのでしょうね。   ちなみに、受取配当等の益金不算入の対象とならない分配金等として以下のものが例示されています。 公社債の利子の額 MMF(追加型公社債投資信託)等の公社債投資信託の収益の分配の額 公社債投資信託以外 ...

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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