税金ほか

相続人の順位について

 

相続が発生した場合、誰が相続人になるかの「優先順位」が定められています。

相続人の範囲について確認してみたいと思います。

 

法定相続の優先順位

相続人の範囲等については民法で定められているのですが、相続人の優先順位があります。

  • 第1順位
    子ども
  • 第2順位
    直系尊属(父母や祖父母など)
  • 第3順位
    兄弟姉妹

 

文字通り優先順位となっており、より上位の人が相続人になれば、下位の人は相続人にはなれません。

例えば、第1順位の子どもが相続人となる場合には、第2順位の父母、第3順位の兄弟姉妹は相続人にはなれません。

ここで忘れていけないのは配偶者ですが、条文上、配偶者は必ず相続権を持ち、他の相続人がいる場合は「同順位」で相続人となると定められています。

配偶者は常に相続人となるということですね。

 

法定相続分

配偶者がいる場合の法定相続分は以下のとおりです。

  • 子どもが相続人である場合
    配偶者 1/2  子ども(2人以上いるときは全員で) 1/2
  • 直系尊属が相続人である場合
    配偶者 2/3  直系尊属(2人以上いるときは全員で) 1/3
  • 兄弟姉妹が相続人である場合
    配偶者 3/4  兄弟姉妹(2人以上いるときは全員で) 1/4

 

相続が発生したときに、相続実務で最初にやらなければならないことは「相続人の確定」です。

相続人が確定しないと諸々決まりませんし、進められません。

相続以前に亡くなった人がいる場合や放棄があった場合など、他の論点や、民法と税法での相違点などあったりしますが、まずは基本のところから確認していただければと思います。

 


【編集後記】
昨日は午後から面談1件。

アニメをBGM代わりに流し見していますが、最近のものが見終わりました。
続きが気になりますが、次期の公開は未定のようなので、とりあえず別のものをBGMとしたいと思います。

ライフ

娘の運動会2024

  長崎市内の小学校は今日と来週で運動会が行われるところが多いようです。   娘の小学校は今日が運動会でした。   ちょっと前の予報では雨マークもありましたが、打って変わって雲一つない青空、天気に恵まれ運動会日和でしたね。   昨年に引き続き祖父母も来ることができました。 祖父母はコロナで3年間来ることができず、娘たちの小学校の運動会をみるのは去年がはじめてだったわけですが、今年は家族にとっては別の対応が必要な状況で、これまでと違う準備・段取りを要するものでした。 ...

ReadMore

税金ほか

「auPAY」での地方税納付方法

  先日、auPAYで固定資産税を払ってみました。   2023年からeL‐QR(エルキューアール)を活用した地方税の統一納付が開始されており、キャッシュレス納付が利用しやすくなっています。   今回はauPAYでの納付の手順について確認してみます。   地方税お支払サイトに「eL‐QR」を読み取りができますが、そこからではなくauPAYアプリの「請求書支払い」を選択します。     「QRコード(バーコード)を読み取る」をタップ。   ...

ReadMore

税金ほか

地方税の納付 マリオットアメックスプレミアムの年間利用額特典目的ならauPAYがオススメ

  固定資産税、自動車税などの地方税は、それぞれマイホームや自動車を所有していれば納めないといけない税金なので、個人事業主でなくてもお勤めの方も馴染があると思います。   国税と地方税では、納付方法に少し違いがあるにせよ、どちらもキャッシュレス納付が利用できるようになっています。   地方税のキャッシュレス納付もいくつか選択肢がありますが、マリオットアメックスプレミアムを利用していて年間利用額特典を狙う人であれば、「auPAY」がオススメです。   クレジットカード ...

ReadMore

ライフ

家族で楽しむゲームを買ってみた②

  何かのテレビでSwitchのゲームが紹介されていて、これは娘たちと楽しめそうだなと思い買ってみました。 以前一度記事にしましたが、そのときもう1つ買っていました。   数年前に販売開始されたゲームのようですが、私はその番組ではじめて知りました。   「スイカゲーム」   同じ種類のフルーツを合わせて「シンカ」させ、スイカを作りながら高得点をめざすゲームとなっています。   BGMが眠くなるという声もあるようですが、とても平和なゲームです。   ...

ReadMore

税金ほか

税金の納付書は作成していない

  以前記事にもしましたが、2024年5月以降、プレプリント納付書の送付について見直しされ、法人については、基本的に書面での申告をされている方以外についてはプレプリントされた納付書が送付されないことになります。   個人についても、同じような感じで、納付書を使用しない納付方法を選択している場合には、送付されないことになるようですね(税目により異なります)。   事務手続き、コスト削減等を考えれば当然の流れなのだろうなと感じます。   個人的には納付書での納付について ...

ReadMore

ブログ

ブログを書く時間帯は決めていない

  希望はありますが、ブログを書く時間帯は決めていません(決められないだけですが、、)。   できれば、早い時間帯(午前中とか)で書き上がっていればなと思いますが、現状はそれ以外の時間帯に書くことの方が多いです。 今は夜書くことが多いですね。。 色々と理由はありますが、ブログは絶対書くと決めているので、遅い時間になるのかもしれませんね。   午前中にやっておきたいことがあったり、日中にしかできないこともあったりすると、そちらを優先するので、ブログが後回しになる感じです。 他の ...

ReadMore

税金ほか

死亡退職時の年末調整における注意点

    給与所得と相続財産との区分   原則的に、給与の支払日が死亡日前であれば年末調整の対象となり、死亡日の後であれば相続財産となり年末調整の対象にはなりません。 遺族の相続手続きもあるので、速やかに源泉徴収票を発行しましょう。   各種控除の判定基準等   死亡退職時の年末調整においても、配偶者控除などの扶養家族にかかる控除も適用します。 これら控除が適用されるかどうかは、死亡日時点の状況で判断することになります。 所得金額の要件についても、1月1日か ...

ReadMore

税金ほか

死亡退職した従業員の年末調整について

      年末だけじゃない年末調整を行うタイミング 年末調整というぐらいですから、基本的には年末に行うのですが、年末以外に行う場合もあります。 この記事にも書いておりますが、年の中途で死亡により退職した人については、そのときに年末調整を実施することになります。   死亡退職による年末調整の実施時期 死亡後の相続手続きや、準確定申告が必要なケースもありますので、できるだけ迅速に発行するのが望ましいでしょう。 ちなみに、死亡退職した人の給与所得の源泉徴収票は、相続人に ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、44歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日毎日更新中。

-税金ほか