
一括償却資産とは
フリーランスを含め中小事業者には、10万円以上の「モノ」を購入したときの会計処理の仕方として3通りの方法が考えられます。
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参考10万円以上の「モノ」を買ったときの会計処理
先日、フリーランスの方から、「15万円のパソコンを購入したんだけど、会計処理はどうなりますか?」とのご質問がありましたので、10万円以上の「モノ」を購入したときの会計処理について記事にしたいと思います ...
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そのうち10万円以上20万円未満のモノについては、3年間で均等に経費にする「一括償却資産」という処理があります。
通常の減価償却の場合、年の途中で購入した場合、月割で計算するのですが、一括償却資産の場合は、年のどこで購入したとしても、一括して3年均等償却となります。
一括償却資産の除却・売却
また、通常の事業で使用している備品を除却した場合には、「固定資産除却損」等の勘定科目で、事業所得上の必要経費として処理するのですが、一括償却資産の場合は取り扱いが異なります。
一括償却資産は、「管理が一括(ひとまとめ)」ということで、途中で廃棄・売却など処分した場合でも、除却損・売却損として処理することはできず、3年間で均等償却することになります。
売却した場合の売却額については、その全額を雑収入等で処理します。
一括償却資産として処理した備品等の除却・売却がある場合、取り扱いが異なりますので、ご注意いただければと思います。
■編集後記
昨日は午後から面談1件。
それ以外は月次と決算など。
喉に違和感があったので、早めの就寝(いつもより)。
そういえば、前回熱が出たときも、同様のシチュエーションでした。。
◯◯に参加したあと。。
次回以降、参加の際は十分に注意したいと思います。