会計・経理 効率化

弥生会計のショートカットキー

https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=24782

 

クラウド会計を利用している方も増えていますが、シェアから考えると弥生会計を使っている方も多いかと。

弥生会計の入力については、スマート取引取り込みなど便利なツールや、Excelからのインポートを利用している方もいらっしゃると思いますが、様々な事情で力技で入力する必要があるケースもあると思います。

入力だけでなく、帳票表示などの画面操作についてもショートカットキーを使うと効率的です。

本日は弥生会計のショートカットキーについて記事にしたいと思います。

 

 

 

基本はAltキーから

 

入力に不慣れなうちは、「ナビゲーター」を起動させて処理するのが便利に感じるかもしれませんが、慣れてきたら、基本「ナビゲーター」は使わず、Altキーを使って、メニューバーを操作することをおすすめします。

メニューバーの「ファイル」の横に(F)と記載されているかと思いますが、「Alt」キーを押したあとに、「F」を押すと、開きます。同様に、「E」、「S」、「C」、「R]・・・と操作することが可能です。

 

 

よく使うAltを使ったショートカットキー

 

Alt + R + Enter + Enter

残高試算表を表示させるショートカット。

先程の横の()書きで言うと、Alt + R + S + G 、と入力することでも操作できますが、私は Alt + R

の後は、Enter + Enter で操作しています。

個人的には、こっちの方がリズムよく操作できると感じます。

 

 

Alt + R + Enter + ↓ + Enter

残高試算表(年間推移)を表示するショートカット。

 

Alt + C + M

総勘定元帳を表示するショートカット。

 

Alt + F + C

年度切り替えのショートカット。

 

Alt + C + J

仕訳日記帳を表示するショートカット。

 

Alt + K + K

決算書作成のショートカット(法人のみ)。

 

Alt + ←(→)

表示していた帳票を前に戻す(次に進める)ショートカット。

 

 

Alt + 1(その他数字)

帳票によって操作が異なりますが、例えば仕訳日記帳を表示している場合、Alt + 1、で「絞り込み機能を使う」を操作。

 

Alt + S + K

科目設定へのショートカット。

 

他にもありますが、このあたりをよく使っています。

 

知っていると便利なショートカットキー

 

Alt + O → 左右カーソル → Spaceキー

残高試算表を表示させているときに、Alt + O(オー)と入力すると、期間のところが点滅します。

カーソルキーで表示させたい月に移動させ、Spaceキーを押すと月が確定され表示されます。

一定期間で表示したい場合は、Shiftを押しながらカーソルを動かし、手を離すことで表示されます。

 

Ctrl + PgUp(PgDn)

残高試算表を表示しているときに操作すると、貸借対照表・損益計算書を切り替えることができます。

 

Ctrl+↑(↓)

表示している帳票の1番上(下)に移動します。

 

F6

残高試算表で補助科目を表示させているときに操作すると、「勘定科目」と「補助科目」を移動することができます。

 

Tab(Shift + Tab)

右(左)に移動させます。

 

Ctrl + Tab(Ctrl + Shift + Tab)

いくつか帳票を表示させていた場合、帳票表示を次の帳票へ進める(前の帳票に戻す)ことができます。

 

Ctrl + F

直ぐ上の項目をコピーできます。

 

Ctrl + L → Ctrl + Y

コピー → ペーストできます。

 

Ctrl + Delete、Ctrl + Insert

仕訳の削除、新規行挿入ができます。

 

Ctrl + F4

表示している帳票を閉じるショートカット。

 

Ctrl + R

伝票を複製するショートカット。

 

F12

伝票を登録するショートカット。

 

 

伝票入力時に貸借の差額金額を入力させるショートカット。

 

 

F8

伝票入力時に伝票辞書を表示させるショートカット。

 

/(スラッシュ)

000(ゼロ3つ)を入力するショートカット。

 

 

Space

操作可能なところでは「決定」のショートカット。

例えば、元帳を出力するときに勘定科目を複数選択するときなど。

 

この状態で、Spaceキーを押すと、

左の□に✓を入れることができます。

 

他にもありますが、今日はこの辺りで。

色々とお試しいただければと思います。

 


■編集後記
本日、車検のため入庫していた車が戻ってきました。
追加で部品交換などが必要な箇所もなく、見積もりどおりでやっていただきました。
洗車(室内も)もしていただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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