税金ほか 資金繰り

7月の納税(所得税の予定納税と源泉所得税納期の特例)、納付モレに注意|個人事業主

 

個人事業主で、事業用で使用している自動車・固定資産を所有している方の場合、毎月何らかの納税があるというケースもあります。

 

 

従業員を雇用している個人事業主であれば、納期の特例の申請書を提出しているという方も多いかもしれません。その場合、7月10日は1月から6月までに源泉徴収した所得税の納期限となります。

参考源泉所得税の「納期の特例」 適用開始はいつから?

先日、税務署(福岡国税局業務センター)から源泉所得税関係の書類が届きました。 私はいわゆる「納期の特例」の申請書を提出しています。   「納期の特例」とは、通常の納期限とは違うタイミングで納 ...

続きを見る

 

 

また、前年の所得税額が一定の金額以上となっている場合には、予定納税の時期でもあります。

振替納税を利用している方の場合、7月31日に口座から引き落としされます。

参考所得税の予定納税について

  確定申告の誤りの多い事例に「予定納税額の記載漏れ」という内容があるようです。 確定申告についての案内等にも記載されいるのをみたりします。     所得税の予定納税とは ...

続きを見る

 

 

該当の方は、それぞれ納付する税額と納付期限を今一度確認していただきたいと思います。

 

予定納税は「税金の前払い」ではあるのですが、納期限が定められているので、納付が遅れると延滞税がかかるということもあります。

 

源泉所得税については、納付が遅れた場合、「不納付加算税」というペナルティがありますので、納付モレには特にご注意いただければと思います。

参考源泉所得税の納付漏れに注意|不納付加算税について

税金の種類も色々ですが、税金の申告等で誤りがあった際のペナルティもまた色々です。   本日は源泉所得税の不納付加算税について記事にしたいと思います。       ...

続きを見る

 

 


【編集後記】
昨日は午後から面談1件、色々気付きが得られました。
少しずつ整えていきたいと思います。
ありがとうございました。

投資・節約・お金

資産運用における「リスク」とは

  リスクと聞くと、危ない、危険といったイメージを持たれるかもしれませんが、資産運用・投資において「リスク」とは、一般的に不確実性のことを指します。 不確実性も少しわかりにくいかもしれませんが、簡単に言うと「振れ幅」のことです。 「リスクが大きい」という言葉は、その振れ幅が大きいということですね。 なので、損失が大きいということだけを指すのではなく、利益を大きく得る可能性もあります。 その変動幅が大きいということです。   また、投資におけるリスクには様々種類があります。 具体的には、 ...

ReadMore

税金ほか

最低賃金の確認方法について

  以前の記事で、地域別最低賃金額と比較確認する賃金額について、その対象となる(ならない)賃金について確認しました。   本日は、対象となる賃金が地域別最低賃金額以上となっているか比較するための計算方法について確認してみたいと思います。   地域別最低賃金額は時間額で設定されているので、日給や月給の場合には時間額を計算して比較確認することになります。   最低賃金の確認方法 時間給の場合 時間給 ≧ 最低賃金額(時間額) 日給の場合 日給÷1日の所定労働時間 = 時 ...

ReadMore

投資・節約・お金 税金ほか

働きながら年金を受け取る場合の調整について

  働きながらでも年金を受給することができますが、給与と年金の合計額が一定額を超えると年金額が調整されます。   調整とは給与と年金の合計額によって、年金の一部または全部が支給されなくなることをいいます。   この仕組みは「在職老齢年金」と呼ばれ、支給停止の判断となる合計額のことを「支給停止調整額」といいます。   この「支給停止調整額」は毎年見直しが行われ、2024年4月からは50万円となっています。   調整後の年金支給月額の計算式 基本月額と総報酬月 ...

ReadMore

ライフ

車の所有権解除手続について

  車を自動車ローン等で購入した場合、ローンを完済した際に所有権留保の解除(以下、所有権解除)という手続が必要です。   ローンで購入した場合、その車の所有者はクレジット会社等になっており、完済したからといって、名義が自動的に変更になるわけではありません。   手続することは法律で定められているようですが、すぐ行わないからといって何か不都合があるわけではないですし、そもそも手続が必要なことを把握してなければ、手続せずにそのままということもあると思います(私もしばらく放置してい ...

ReadMore

医療機関等

マイナ保険証の更なる利用促進の取組について

  2024年5月から7月にかけて、マイナ保険証の利用促進を目的に「集中取組月間」としての取り組みなど、政府主導で実施されています。 8月末に厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会において、7月の利用状況報告等が行われました。 利用件数など、取組前の4月と比較して一定の成果が示されています。   さらに、今後の取組についても議論され、次のような取組が提示されています。 マイナ保険証の利用実績が低い医療機関・薬局に対する個別アプローチ マイナ保険証を基本とする仕組みへの円滑な移行を見据え ...

ReadMore

ライフ

バイクの1年半点検に行ってきました

  先日、バイクの半年点検(1年半点検)に行ってきました。   1年毎の法定点検と違い、半年の点検はプラザ安心点検という名称で、点検項目が少ない?のか短い時間で終わります(前回の点検(1年点検)のときは数時間かかったような。。)。 今回の点検は1時間弱で終了しました。 特に問題もありませんでした。 よかったです。   走行距離は依然として少なめですが、走行距離が少ないから問題ないということではありませんね。 時間の経過による劣化等もあります。 バイクに限らずではありますが、使 ...

ReadMore

ライフ

順番、大事。

  順番が大事なことがあります。   手順通り進めることが大事だったり、そうすることが効率的とか、そうしないとうまくいかないこともあります。   それ以前に「順番を守る」ことが大事なことも。   子どものころから教えられていることかもしれませんね。   子どもであれば順番を待つということが理解できず、自分の気持ちだけでおし進めることもあるでしょうが、残念ながら大人になってもできない人もいます。   最近ありえない感じの順番飛ばしを受けました(修行 ...

ReadMore

税金ほか

最低賃金の計算で対象となる賃金

  地域別最低賃金額改定の時期です。 今年度は目安額として50円の引上げが政府から示されており、全国加重平均では前年度に引き続き過去最大の上げ幅となります。 最低賃金を下回っていないか確認が必要です。   まず、対象となる賃金について確認してみましょう。 地域別最低賃金額と比較確認する賃金額は、毎月支払われる基本的な賃金となります。 具体的には、実際に支払う賃金から「対象とならない賃金」を差し引いて求めます。   対象とならない賃金は次のとおり。 結婚手当など、臨時に支払われ ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

-税金ほか, 資金繰り