税金ほか

食事を現物支給した場合の非課税枠の拡大

 

 

食事価額の評価

事業者が役員や従業員に食事を提供する場合、その提供による経済的利益は、原則として給与課税の対象となりますが、その支給する食事の価額は、次の区分に応じ、それぞれ次のとおり評価することとされています。

  1. 会社が弁当などを購入して支給する食事⋯その食事の購入価額に相当する金額
  2. 会社が社員食堂等で調理して支給する食事⋯その食事の材料等に要する直接費(材料や調味料など食事を作るために直接かかった費用)の額に相当する金額

 

食事の現物支給が給与課税されない要件

ただし、次の2つの要件をどちらもみたしていれば、給与として課税されないことになっています。

  1. 役員や従業員が食事の価額の半分以上を負担していること
  2. 1ヶ月当たりの会社負担が3,500円(税別)以下であること。

この要件を満たしていない場合は、食事の価額から役員や使用人の負担額を控除した残額が給与として課税することになります。

これは食事を現物で支給した場合であって、現金で食事代を補助する場合は、補助をする全額が給与として課税されます(深夜勤務者に夜食の支給ができないために1食当たり300円以下の金額を支給する場合を除く)。

 

月額7,500円へ

令和8年度税制改正において、前述の3,500円の限度額が7,500円に引き上げられる見直しが図られています。

また、深夜勤務者への課税されない1食あたりの金額も300円から650円に引き上げられます。

改正の適用開始は、2026年4月1日以後に支給する食事等からとなっています。

今回の改正を踏まえ、各種規定等の確認及び必要に応じて見直しを検討していただければと思います。

 

 

 


■編集後記
昨日は午後から面談1件。
仕事の合間にランニング。
雨で暑さが和らいだおかげか、いつもより軽くいいペースで走れました。
別に早く走ろうとは思っていませんが、タイムが早いと、それはそれでいい気分なのです。

税金ほか

食事を現物支給した場合の非課税枠の拡大

    食事価額の評価 事業者が役員や従業員に食事を提供する場合、その提供による経済的利益は、原則として給与課税の対象となりますが、その支給する食事の価額は、次の区分に応じ、それぞれ次のとおり評価することとされています。 会社が弁当などを購入して支給する食事⋯その食事の購入価額に相当する金額 会社が社員食堂等で調理して支給する食事⋯その食事の材料等に要する直接費(材料や調味料など食事を作るために直接かかった費用)の額に相当する金額   食事の現物支給が給与課税されない要件 た ...

ReadMore

医療機関等

電子カルテ情報DB、2028年度の運用へ

  2025年末に成立した改正医療法に、電子カルテ情報DB(仮称)の運用に必要な法規定が盛り込まれました。   この改正は、公布後3年以内に施行される予定となっており、電子カルテ情報DBについても2028年度からの運用開始を目指して準備が進められていることが、厚生労働省の規制改革推進会議にて示されました。あわせて、電子カルテ情報DBに必要な政省令等の改正の検討やシステム開発が進められています。       電子カルテ情報共有サービスで共有される3文書6情報 ...

ReadMore

ライフ 長崎

山茶花高原ピクニックパークに行ってきました

    山茶花高原ピクニックパーク・ハーブ園に行ってきました。 娘たちは学童で行ったことがあるようですが、私はこれまで機会がなくはじめてでした。 春休みになって最初の日曜日だったので、人多いかな?と思いましたが、時間帯が昼過ぎだったからか、各アトラクションも意外と空いていました。     アトラクションも小さい子どもから大人まで楽しめるスライダーや、オフロードカーなどもあり、午後からの短い時間でしたが、結構楽しめました。   ピクニックパークはアトラクショ ...

ReadMore

ライフ

キャンプの何がいいのかまた考えてみた

これまでキャンプをしない人から「キャンプの何が楽しいの?」といった質問を直接受けたことはなかったのですが、近いような会話になることがあったのでまた考えてみました。 以前同じようなことを書いたことがありますが、最近のキャンプで改めて感じたこともあるので、また、いくつか列挙してみます。 不便を楽しむ よく言われていることです。 キャンプは、暑かったり寒かったり、季節によっては虫もいたり、また睡眠についてなど何かしら対策をしないといけいないことがたくさんあります。 日常生活であれば、できるだけ便利に過ごせるよう ...

ReadMore

税金ほか

固定資産税の評価額を確認する制度など

  納税通知書の確認が必要となるケースもある 長崎市の場合、5月中旬頃に固定資産税の納税通知書が届きますが、4月に届くという自治体も多いかと。 固定資産税は賦課課税方式といって、納税者が自分で計算を行うことなく、課税する団体(市町村等)が評価・計算して課税されるしくみの税金です(事業者の場合、償却資産については申告が必要です)。 なので、届いた納税通知書通りに納付することになります。 基本的にはそれで良いと思うのですが、事業者の場合、償却資産については申告書を提出しますが、自分の申告自体が誤って ...

ReadMore

税金ほか

個人事業主が固定資産を購入した場合の処理など

  減価償却 「減価」も「償却」も、業界以外のかたにとっては、どちらも馴染みがない言葉だと思います。 「減価償却」とは、時間の経過によってその価値が減っていく、という考え方に基づき計算されるそのモノの価値の目減り分です。 長く使えるものは、一度に経費にするのではなく、その期間に応じて、分割して経費にしていくことになります(費用配分といいます)。 あくまで、使用や時の経過によって価値が減少するものが前提となりますので、「土地」のように相場で変動するものは減価償却資産とはなりません。 固定資産は、① ...

ReadMore

ライフ 長崎

西海橋オートキャンプ場に行ってきました

  以前の記事で少し紹介しましたが、西海橋オートキャンプ場に行ってきました。   前回の記事ではキャンプ場の紹介がほぼできていないので、自身の備忘のためにもちょっと紹介したいと思います。     西海橋オートキャンプ場は自宅からだと1時間ちょっとの場所にあります。 最近は車で通る機会も少ないルートなのですが、以前ウェイクボードにハマっていた頃にはよく通った道なので、いろいろ懐かしみながらのんびり向かいました。 西海橋オートキャンプ場   西海橋オートキャン ...

ReadMore

税金ほか

雑所得に係る現金主義の特例とは

  現金主義と発生主義 現金主義、発生主義とは、会計処理のルールの1つですが(実現主義というのもあります)、主な違いは収益や費用を計上するタイミングです。 発生主義は、金銭のやり取りに関係なく、取り引きが発生した時点で計上するのに対し、現金主義は実際に現金の収入や支出があった時点で計上します。   雑所得に係る現金主義の特例 雑所得を生ずべき業務を行う居住者のうち小規模な業務を行う者として一定の要件に該当する小規模事業者は、現金主義による計上が認められます。 上記の「小規模な業務を行う ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、46歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から 日毎日更新中。

-税金ほか