税金ほか

確定申告後は振替日及び預金残高の確認、還付金額の確認を

所得税の確定申告後、納付方法で振替納税を利用している方も多いかと思います(利用割合で多いのは金融機関・税務署での窓口納付のようです)。

2021年1月からはオンライン(e-tax)での提出もできるようになっており、納税地の移動があった場合なども、継続して振替納税を利用しやすいようになっていたりと、以前より、より利用しやすくなっていると感じます。

金額次第では、スマホアプリでの納付も活用してもいいかもしれませんが、納付するタイミングなどを考慮すると、振替納税のほうがメリットがあるというかたもいらっしゃるかもしれません。

楽天銀行も振替納税の対象金融機関

振替納税の振替依頼書の提出も便利になりました。       振替依頼書のオンライン提出 書面による提出が必要でしたが、2021年1月からオンライン(e-tax)での提出が ...

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スマホアプリ納付について

  2022年12月1日から、スマホアプリで国税の納付ができるようになりました。 これまで国税の納付方法は、 ・金融機関等の窓口で納付書での納付 ・振替納税 ・クレジットカード納付 ・ダイレ ...

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令和4年分の所得税及び消費税の法定納期限は以下の通りです。

  • 所得税 2023年3月15日(水)
  • 消費税 2023年3月31日(金)

 

振替納税の場合の振替日は以下の通り。

  • 所得税 2023年4月24日(月)
  • 消費税 2023年4月27日(木)

 

振替納税を利用することで、それなりの余裕が生まれます。

納付書での納付をされている方で、たまに、うっかり、、というかたもたまにいらっしゃいますが、振替納税を利用していれば、預金の残高不足さえなければ、うっかりということはなくなるかと思います。
それぞれ確認しておきましょう。

 

次に、確定申告で還付となった方の場合は、申告書に記載された「還付される税額」と実際に通帳に入金される金額に差額がないか確認しておきましょう。

実際の入金額が申告書の還付される税額よりも多い場合には、「還付加算金」という利息みたいものが含まれているものと思われます。

還付されるちょっと前ぐらいのタイミングで、還付についてのハガキが届きますが、そちらでも確認することができます。

この「還付加算金」は雑所得という所得になりますので、その年分の確定申告で漏れがないようご注意いただければと思います。

個人事業主(フリーランス)の予定納税について

確定申告の誤りの多い事例に「予定納税額の記載漏れ」があるようです。 誤りがないようにしたいですね。 本日は、所得税の予定納税について記事にします。       予定納税と ...

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■編集後記
昨日は午後から面談1件。

下の娘の学童の入所式がありました(先週の土曜日に既にお世話になりましたが)。
遊び疲れて帰ってくるからか、いつもより早めに眠りつきます。
楽しんでいるようで何よりです。

税金ほか

税金は納付書で納付していない

  以前記事にしたこともありますが、個人的には納付書での納付については、どちらかというとデメリットを感じております。 あくまで私が感じているデメリットではありますが、いくつかあげてみます。     納付書の準備 かなり個人的な理由ですが、例えば手書きで準備する必要がある場合、納付書に記載するのはやや緊張します。ソフトで準備することもできますが、一定の加工が必要だったりするので、それも手間に感じてしまいます。 そんなこともあり、独立後のお客様の税金納付については、ダイレクト納付 ...

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税金ほか

同一生計配偶者となっている人の源泉徴収票の記載について

  2024年分における所得税については、その人のその年分の所得税額から特別税額控除額を控除することになっています(定額減税)。   定額減税額は、納税者本人について3万円、所得税法上の同一生計配偶者または扶養親族を有する人については、扶養親族1人につき3万円を加算した金額とすると定められています。   同一生計配偶者となっている人については、2024年分の合計所得金額が48万円以下なので、源泉徴収税額は発生しません。   この同一生計配偶者となっている本人について ...

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税金ほか

償却資産申告書 提出後に誤りに気づいた場合

  1月末提出の手続きで償却資産の申告があります。 提出してしまった後に、誤りや漏れに気付くこともあるかもしれません。 その場合の手続きについて確認してみたいと思います。   同じ1月末提出の手続きに法定調書合計表がありますが、e-Taxで送信している場合、訂正については、訂正前のデータで「無効分」を作成し、訂正後の内容を入力した法定調書合計表と併せて送信することになります。 訂正ではなく、追加である場合については、追加する法定調書と法定調書合計表を作成・送信することになりますが、その ...

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税金ほか

所得税の確定申告 誤りの多い事例(所得控除関係)

  国税庁のホームページにも、所得税の確定申告において、誤りが多い事例がピックアップされています。   以前、収入・所得関係について記事にしましたが、今回は所得控除について、いくつか確認してみたいと思います。   医療費控除の計算誤り 例)高額療養費や出産一時金、生命保険会社からの入院給付金など、医療費補填される金額の控除漏れ   寄附金控除の適用漏れ(ふるさと納税を行った方) 例)ふるさと納税ワンストップ特例の適用についての申請をしている方が、確定申告を行う場合の ...

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税金ほか

郵便切手や印紙を金券ショップに売却した場合の消費税の取り扱い

  消費税の法律では、国内において行われる資産の譲渡等のうち、一定のものについては、消費税を課さない(非課税)と定められています。       その中の1つに、「日本郵便株式会社等が行う郵便切手類の譲渡、法令に定める印紙の売渡し場所における印紙の譲渡」という規定ありますが、この規定により消費税が非課税とされる郵便切手類または印紙の譲渡は、日本郵便株式会社等が行う郵便切手類または印紙の譲渡に限られています。   なので、これら以外の場所、例えば金券ショップに ...

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ライフ

久しぶりにソロツーリング

  久しぶりにソロツーリングしてきました。 妻は、寒そうだから、、と言うので、、 今年初ツーリングはソロツーリングになりました。   合間の時間でちょっとだけ行こうかな、という感じだったので、いつものルート(251ツーリング)を少しだけ走っただけですが、楽しい時間でした。 気温ほどの寒さは感じませんでした。 その旨、一応妻にも伝えました。     冬ツーリングの装備は、昨シーズンにある程度整えているので、長崎の冬であればほぼ対応できそうです(雪の日は乗りませんので) ...

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税金ほか

法定調書のe-Tax等による提出義務化(2027年以降)について

  法定調書とは、法律で定められている税務署へ提出する書類の総称です。 一番馴染みがあるものは、「給与所得の源泉徴収票」でしょうね。   2021年以降、法定調書の種類ごとに、前々年に提出すべきであった当該法定調書の枚数が「100枚以上」であるものについては、e-Tax又はCD・DVDなどの光ディスク等による提出が必要となっています。   これが2027年(令和9年)以後の提出については、法定調書の種類ごとに、当該法定調書の枚数が「30枚以上」であるものに変更になります。 & ...

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税金ほか

通勤手当の非課税限度額と消費税(仕入税額控除)について

  通勤手当とは、従業員の通勤に対して支給する手当のことです。 現状は通勤手段ごとに決まった金額までは所得税が非課税とされています。 ときどき通勤手当は全額非課税と勘違いされているケースもあるので、ご注意いただければと思います。   マイカーや自転車で通勤する方への通勤手当については、通勤距離に応じて1ヶ月間の非課税限度額が定められています。   電車やバスなどの公共交通機関を利用して通勤する方への通勤手当については、1ヶ月あたり15万円までが非課税となります。 非課税となる ...

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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