税理士

非弁行為とは

 

この仕事をしていると言葉を見聞きする機会があるので知っていますが、触れることがない人であれば、言葉だけは知っている、あるいは言葉自体聞いたことがないという方もいるかと思います。

少し確認してみたいと思います。

 

非弁行為とは

非弁行為とは、弁護士以外の者が報酬を得る目的で、弁護士業務及びそのあっせん行為を反復継続の意思を持って行うことをいいます。

根拠となる法律は弁護士法第72条で、違反した場合は2年以下の拘禁刑又は300万円以下の罰金もあります。

 

非弁行為の要件

非弁行為の要件の全体像は次のとおり。

  1. 弁護士又は弁護士法人でない者 が
  2. 一般の法律事件に関する法律事務取扱い又はそのあっせん行為 を
  3. 報酬を得る目的 に
  4. 業として これを行う

1~4すべての要件を満たす場合に非弁行為が成立します。

法律に別段の定めがある場合など、一定の例外要件もあります。
例)税理士法、司法書士法、行政書士法など

 

税理士業務での留意点

前述しましたが、例外要件があり、弁護士でなくても、法律に基づく資格を有し規律のもとに活動する者であれば、非弁行為として規制する必要はありません。

弁護士の職務領域と他士業の職務領域が重なる部分において、それら士業従事者がこれを行う場合は非弁行為とはならないということです。

例えば税理士の場合で言うと、税理士法に定めがあるものは

  • 税務代理(2条1項1号)
  • 税務書類の作成(2条1項2号)
  • 税務相談(2条1項3号)
  • 会計業務(2条2項)
  • 租税に関する訴訟の補佐人(2条の2)

です(税理士法以外で定めがあるものもあります 例:会社法など)。

 

税理士は理解しているはずですが、実際のところ弁護士法違反(非弁行為)での税賠事例は多く存在します。

もしかすると、お客様から依頼があり、良かれと思ってやったこと、親切心でやったことが、非弁行為に該当したということかもしれませんが、非弁行為のことをよくわからずに依頼されている可能性もあります。

税理士業務の範囲外に該当しそうな業務の依頼があった場合には、非弁行為に該当しないかよくよく確認する必要があるなと感じます。

非弁行為に該当しそうな場合には、法律上できないことをご説明し、紹介などで対応できるようにしておくのが大事でしょうね。

 

 


■編集後記
昨日は午前中法事。
午後から面談1件。

発注していたモノがちょっと思っていた効果と違ったので再発注。
確認しなきゃと思っていたのに、失念しておりました。。
以後気をつけます。

税理士

担当者が変わる(変わらない)ことについて

  担当者絡みの税理士変更は多い これまで実際に見聞きした税理士事務所変更の理由で、担当者(税理士本人含む)絡みのものは多いです。 いくつか列挙してみます。 担当変更が多い 担当が新人 代表税理士がこない 先代のときからの税理士で話があわない 怒られる(ように感じる) 相談しにくい など。 お客様側からの意見しか聞けませんし、税理士事務所だけが悪いとも言えない内容もあると思いますが(年一契約とかその契約内容ではどうしようもない部分もあります)。   担当者が変わらないメリット(デメリッ ...

ReadMore

独立

答えは出せずとも一緒に悩むだけでも意義がある(こともある)

すべてのニーズに対応できればいいのでしょうが、なかなか難しいことです。   仕事に限らずですが、相性みたいなものもあります。 合う、合わないがあるので、実際問題すべてに対応することは不可能でしょう。 対応できないのに、無理に対応してもお互い不幸なことになるかもしれません。   対応できないことのすべてを無視していいわけではないと思いますが、そもそも、できることできないことが存在します。   ひとりでやっていると、組織とは守備範囲は異なりますし。 組織であれば、できる人を充てが ...

ReadMore

ライフ

トイレ掃除中にふと思ったこと

2022年の10月半ば頃からトイレ掃除を習慣としています。 独立後の新習慣の1つです。 もうすぐ丸4年になります。   独立後にやり始めたわけですが、勤務時代は妻に任せっきりで私は全くしていませんでした。 始めようと思ったことに、明確な理由があるわけではないのですが、自分がやっていた家事は、ゴミ捨てと風呂掃除ぐらいだったので(これは家事ではないという意見もありますが、、)、もうちょっと貢献度を高めたいとでも思ったのかもしれません。 自分が関わっていないと、どうしても認識が薄くなってしまいがちです ...

ReadMore

会計・経理 税金ほか

一括償却資産、少額減価償却資産を売却したとき

  一括償却資産とは フリーランスを含め中小事業者には、10万円以上の「モノ」を購入したときの会計処理の仕方として3通りの方法が考えられます。 そのうち10万円以上20万円未満のモノについては、3年間で均等に経費にする「一括償却資産」という処理があります。 通常の減価償却の場合、年の途中で購入した場合、月割で計算するのですが、一括償却資産の場合は、年のどこで購入したとしても、一括して3年均等償却となります。   少額減価償却資産の特例 取得した資産が減価償却資産に該当したとしても、その ...

ReadMore

ライフ

鉄は熱いうちに

昨日、税理士会のソフトボール大会でした。 AとBのブロックがあり、JリーグのJ1・J2みたいな感じになっています。   今大会、Bブロックで初優勝しました。 これまで長崎地区のみ優勝経験がなく、悲願の初優勝です。 どんな大会でも優勝はやはり嬉しいものですね。 皆さん一様にテンション上がってました。 胴上げもしましたし(2人)。   まあ、勝っても負けても、試合直後は熱量が一定程度あがります。 前回大会は1勝もできませんでしたが、個人的には「来年こそは!」「次はこれを!」と気持ちは高まっ ...

ReadMore

税理士

第42回 九州北部税理士会親睦ソフトボール大会に参加してきました

  雁の巣レクリエーションセンターにて、第42回 九州北部税理士会親睦ソフトボール大会が開催されました。   今回5回目の参加です。 前年同様、前泊でのスケジュールとなりました。 今回は3試合で、大会がはじまった当初は曇天で暑くも寒くもないちょうどいい気候だったのですが、私たちの第1試合が始まる前ぐらいに、雲もなくなりいつも通りの暑さとなりました。   去年に引き続き、個人的には課題が残る感じですが(例年以上に)、総じて楽しい時間でした(チームは悲願の初優勝)。   ...

ReadMore

会計・経理

異常値をみつけるために

会計ソフトに入力(連携含む)したら終わり、ということはなく、やはりチェックは必要です。 不自然の数値や違和感のある数値、いわゆる異常値を見つける必要があります。 異常値は1つの資料だけみてもわからないことも多いです(わかるものもあります)   集計 多くの場合、異常値は集計された数値から判断していくことになります。 資料自体に明らかな誤りがあれば、それから気付けることもありますが、基本的には会計ソフト等で集計されたデータ(残高試算表など)で確認します。 早く気づくためには、確認のタイミングを早め ...

ReadMore

効率化

効率化は簡単なことから

仕事をする上で効率化は欠かせません。 仕組みやツールなどで効率化することも大事ですが、難しく考えすぎないのも大事だなと感じております。 やれAIで、やれなんとかでと、よくわからず導入してもあまり期待した効果は得られないかもしれません。   最初に考えるのは、もっとシンプルでいいと思います。 やめる 減らす 入れ替える(順番、場所、向きなど) やらなくていいなら、やめるのが1番効率的です。 こういった単純なことで効率化が図れることも多いです。 あと、AIじゃなくてExcelだけで十分なことも結構あ ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、47歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から 日毎日更新中。

-税理士