税理士試験

税理士試験受験歴から思うこと

本日は、私の税理士試験の戦績を包み隠さずご紹介します。

受験歴を振り返り、改めて思うことを記事にしたいと思います。

 

 

別の記事でも紹介しましたが、初めての受験は第56回試験でした。

時系列で書いていくことにします。

 

第56回試験(1回目)

 

簿記論B

TACの通信、途中で挫折。

 

第58回試験(2回目)

 

簿記論D

まったく勉強せずの受験、自分に対する戒めのため試験会場に足を運んだ感じです。

 

第63回(3回目)

 

財務諸表論D

このときも全く勉強せずの受験、しかもなぜか財表のみ。
自分への戒め。
他の受験生からの刺激をもらって帰ることに。

 

第64回(4回目)

 

簿記論B
財務諸表論B

年明けから独学での受験。

ともにBで、独学では無理だと思い、大原の初学者短期合格コース申し込み。
科目も1科目、電話した際に先生から受けたアドバイスをもとに、財務諸表論のみ受講。

 

第65回(5回目)

 

簿記論A
財務諸表論 合格

初めて通信での受講を最後までやり遂げました。
初めての合格科目をゲット。0と1の差は大きいと感じました。
簿記論は勉強はしていませんでしたが、財務諸表論とは親和性が高いからかA。
このときの試験の難易度のせいかもしれませんね。

財表の貯金があるから、簿記論は独学でいけるのでは?と再度独学。
サブでミニ税法ならいけるかもと思い検討、固定資産税を受講することに。

 

第66回(6回目)

 

簿記論D
固定資産税 合格

結局、お金がかかっている固定資産税がいつしかメインにかわり、途中から固定資産税1本に変更。
自分には1年1科目しか無理だとわかりました。
結局、簿記論は勉強できずに受験、会場の下見と過去問の取得のためにいった感じです。

運良く、初学で固定資産税に合格できたので、大学院も視野に入れて検討するようになりました。

 

第67回(7回目)

簿記論 合格

一番最初に学費を無駄にしてしまったとの思いがあるからか、今回も独学で臨もうと思いましたが、直前対策コースのみ受講。
しかし途中で仕事が忙しくなり、添削等は一切出せずに終わりました。

自己採点でもボーダーに4点ほど足りず、今回ダメだったら初心に帰り、初学者コースでやろうと決めていましたが、運良く合格。
自己採点でダメだったとしてもわからないものです。

 

まとめ

ご覧の通り、決していい出来ではありません。

なにせ、Dが3つに、B3つ、1つだけA・・・。

延べ10科目(3つはノー勉強ですが)受験して、3科目ですから、合格率3割です。。

 

受験歴を振り返り、改めて、自分にあった勉強計画、頑張れば達成可能なちょうどいい目標設定が重要だと思います。

そのためには、自分の可処分勉強時間を正しく見積もることが必要となります。

1日、1週間、平日、土日、試験当日まで、それぞれどれくらい勉強できるのか、そして、その場合の科目数と科目選びをどうするか。

私の場合、1年2科目を考えたときもありましたが、そもそも可処分勉強時間から考えて無理な計画だったようです。

1年1科目が、自分にとっては適切な目標設定でした。

 

専念なのか、働きながらなのか、それぞれ状況にあったペース配分が大事なのでしょうね。
短距離走ではなく、マラソンに近いのかもしれません。

持続可能な速度で臨まないといけませんね。
ペースが早いと吐きそうになります。。

 

こんな状況だった私も、晴れて今月には税理士登録できそうです。

受験中のかた、これから受験を検討されるかたにとって、少しでも勇気につながれば幸いです。


 

会計・経理 税金

中古資産の耐用年数について②

中古資産の耐用年数(簡便法による算出方法)について記事にしました。   本日はそれに関連して、取得した中古資産に資本的支出を行った場合の取り扱いについて確認してみます。 取得した中古資産を事業で使用するために、資本的支出を行った場合については、簡便法を採用することができないケースもあります。 それはその資本的支出の金額が、その中古資産の取得価額の50%に相当する金額を超えるケースです。 この場合、その中古資産を事業で使用開始したあとの使用可能期間を見積もる必要があるのですが、その資本的支出の金額 ...

ReadMore

会計・経理 税金

中古資産の耐用年数について

資産を購入した場合、法定耐用年数という資産の種類等によって定められた期間に応じて、一定の償却方法で「減価償却費」として費用に計上していくことになります。 法定耐用年数は新品、新たに作られたものを基準に定められているため、中古資産に対してそのまま法定耐用年数を当てはめることが、不合理な場合もあったりします。 なので、中古資産の場合は、法定耐用年数ではなく、「原則」その固定資産の使用可能な期間を合理的に見積もって決めることができることになっています。 ただ、その中古資産がどれくらい使用可能なのか見積もることは ...

ReadMore

税理士 税理士試験

税理士資格を取得して得たもの

2年前の3月24日に税理士名簿に登録されました。   3月24日という日に特別な思いがあるかというと、そういうわけではありません。 たまたま自分のブログを見ていたら、その日であることに気づいたぐらいです。 どちらかというと、税理士試験の合格発表とか、大学院関連(公聴会や無事卒業できたこと)、国税審議会からのお便りなどのほうが印象深い出来事ではありますが、せっかくなので、税理士登録して感じていることなど、少し書いてみようかと思います。 税理士になると決めて税理士を目指したわけなので、税理士資格の取 ...

ReadMore

税金 資金繰り

経費にならない支出を抑えておく(個人事業主・フリーランス)

個人事業主・フリーランスに限らず法人もそうですが、利益の金額だけお金が増えないこともあります。 完全にイコールであることのほうが稀でしょう。 イコールにならない理由はいくつかありますが、1つの要因として経費にならない支出があげられます(支出を伴わない経費などもあります)。 本日は、個人事業主の経費にならない主な支出について、確認してみたいと思います。   目次1 借入金(元金)の返済2 税金3 生活費等   借入金(元金)の返済 借入の返済は、利息部分については経費となりますが、元金部 ...

ReadMore

税金

更正の請求・還付申告の期限5年間の違いについて

  以前、所得税の確定申告を間違えたときの手続きについて記事にしました。   更正の請求とは、確定申告をした後に、納めた税金が多すぎた、純損失の金額が少なかった、還付された税金が少なかったという場合に行う手続きです。 これとは別に還付申告という手続きもあります。 還付申告とは、申告義務がない人が確定申告をすることで、納め過ぎとなった税金の還付を受けることができる制度です。 例えば、年末調整ではできない医療費控除などがある場合の手続きとなりますね。 いずれも納め過ぎとなった税金を取り戻す ...

ReadMore

ライフ

移住マッチングサービス ピタマチを試してみました

今どこかに移住したいというわけではないですが、時折夫婦で〇〇とかに住めたらいいよね~などと話すこともあります。   何かの動画を見ていて、気になるサービスがあったので試してみました。 今回試したのはこちら。 移住マッチングサービス ピタマチ     画像を直感で選ぶだけで、自分にピッタリな移住先をおすすめしてくれ、自分が重視しているコトがわかるというもの。 ユーザー登録をすることで無料で診断することができるようです。 早速試してみました。     &nbs ...

ReadMore

税金

住民税が非課税となる基準について

住民税の計算、税率については、基本的にどこに住んでいても住民税の金額に差があるわけではありません。     住民税は、所得割額と均等割額という2つの合計したものを納付することになります。 所得割が所得に応じて課税されるのと違い、均等割は所得の金額に関係なく、課税される条件の方であれば、均等な額が課税されることになります。 前述のとおり住民税の金額については、住んでいる地域によって差はないのですが、非課税となる基準については少し異なる部分があります。 生活保護法を根拠に規定された「級地区 ...

ReadMore

ライフ

リターンライダーになって感じたことなど

まだ、それほど乗れておりませんが、感じたことなど書いてみます。   目次1 基本の大切さ2 チャレンジすることの重要性3 体力は衰えていく   基本の大切さ 一昨年に自動車学校で大型二輪免許を取得して、1年ちょっと経ってから、初めて大型バイクに乗って公道を走ったわけですが、改めて感じたことは、やはり基本が大事ということでしょうか。 自動車学校での課題は、結構大事な要素がつまっていたんだなと感じます。 教習中は、クランクや一本橋などこんな状況実際にはないか、あったとしても避けるだろうし、 ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、43歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日毎日更新中。

-税理士試験